1.弊社のDX戦略
デジタル技術の進展は、社会にとってより豊かな社会を形成するため利便性の向上やサービスの高速化において重要な役割を担っています。
一方で効率化の追求は、コミュニケーションの欠如を招き、プロとしての経験や矜持、伝統など守り続けていくべきものの継承を阻む要因ともなり得ます。
そこで弊社は「DX化」について、効率を最優先とした「システム化」や機械と機械を繋ぐ「IT化」という概念を超えて、モノの向こう側にいるヒトとヒトを繋ぐもの、多様性に富んだ人間同士のコミュニケーションを促進するものと定義しました。
弊社はグループ経営方針の重要な要素である「人の成長」「コミュニケーション」「チームワークの醸成」をDX戦略の根幹に据えて、そこからお客様へ提供するサービスにおいて最新のデジタル技術を駆使して、お客様に新たな驚きと魂を揺さぶる感動(CX:Customer Experience)をご提供し、その感動の瞬間をお客様と共有する「CX×DX(CXバイDX)」というこれからのビジネスモデルコンセプトを築きました。
AIやFINTECHなど新しいDigital技術を他社とシェアしながら、独占ではなく協業による外部ネットワークの活用を梃(X:Leverage)にして、お客様の認知を越えた新しい価値創造をスピーディかつ効果的に提供することで、このコンセプトを実現してまいります。
2.支える技術
弊社では2020年度よりRPAの導入に取り組み、輸送、倉庫、自動車整備など自社の持つサービスメニューを支えるデータ処理の自動化に取り組んでまいりました。
一方で、2022年より業務処理においては既存のパッケージソフトを活用しながら、事業会社や部門を繋ぐサービスの根幹・差別化の肝となる部分についてはノンコードによるアプリ自社開発にも取り組んでおります。すでにその数は数十本に達しており、実サービスを担う中小企業による業務改善(BPR)のツールとして外部ネットワークへのご紹介やご提供により、ネットワークの強靭化を図れることを目指しています。
3.支える体制
デジタル技術を活用する戦略において、DX戦略の推進に必要な体制及び人材の育成・確保として、2022年より営業企画部を新設いたしました。
その部門と役員会にてDXの方向性を協議し、外部SEの参画機会を活用してRPAやアプリ開発を推進しています。今後さらに戦略推進速度を高めるため、営業企画部の増員と外部SEの契約増を計画しております。
4.ITシステム・デジタル技術活用環境の整備に向けた方策
デジタル技術を活用する戦略の推進に必要な IT システム・デジタル技術活用環境の整備については、毎月2度全役員が参加して開催する経営戦略会議および月に一度、もしくは必要に応じて臨時開催しているDX推進委員会にて方向性や内容を協議しています。
利用する技術やアーキテクチャ、運用方法、投資回収コストについては、各事業部門長からの惹起において、オンプレ型、クラウド型、従量課金制、SaaSなどそれぞれの提案内容に応じて最適な手段等を委員会にて協議・フィードバックを行い、最終提出されたワークフロー申請の審査の際に管掌役員が改めて判断を下します。
こうした手順を踏むことで、せっかくシステムを導入したにも関わらず積極的に使われない事態を避けて、継続的な業務改善(BPR)活動の中で組織への利用促進を促してまいります。